2018年4月12日木曜日

胚軸切断挿木法

胚軸切断挿木はトマト・ナス・ピーマン・ミニメロン・ズッキーニ・ブロッコリーで行い、切断後の生長も順調で、連作障害もなく好結果でずっと続けている。
きっかけとなったのはトマト栽培で、2年続きだった青枯病から少しでも逃れるために、青枯病に比較的強いと謳い文句のタキイの 「桃太郎8」 を、2013/2/28に播種したが、前年と同じように育苗したつもりが著しく徒長してしまった。

再播種をとも思ったが、「伝承農法を活かす家庭菜園の科学」で著者の木嶋利男さんが 「切断した胚軸部分から微生物を取り込ませて、病害虫に強い苗を育てるのが目的」 と紹介されている胚軸切断挿木法で徒長苗も活かせないか挑戦してみた。

連結ポットで2013/3/4に発芽した。
2013/3/18には本葉2~3枚になったが、子葉まで7cmにヒョロリと徒長している。


2013/3/18 子葉下3cm程度に胚軸を切断し、食品トレイにえひめAI 1000倍希釈液を張って、2本の割り箸で挟んで2時間浸漬。

2013/5/6 胚軸切断挿木法のトマト桃太郎8は105mmポットで本葉7枚目にまで育った。
切断挿木しない場合より7~10日ほど生育が遅れた感じ。双葉は寒さでかれてしまった。
この苗は順調に育ち、青枯れ病は発生しなかった。

胚軸切断していない自根苗の妙高、購入接ぎ木苗のサターンよりも、胚軸切断挿木した 桃太郎8は長生きした。品種が違うので単純には比較できないのだが、効果ありとして今後も胚軸切断挿木法を続ける。